公募研究班(第二期)
複数自由度系の相分離から見るゲノム高次構造形成原理の解明
本研究では、クロマチンポリマーの相分離における複数自由度性に着目し、その帰結としての相分離現象の解析を行う。一般に、ここでいう複数自由度性は多成分系である細胞内で重要となり、多様な液-液相分離現象に関与すると期待されるが、そのような視点からの研究は未発達である。そこで本研究では、複数自由度系の相分離における一般的な性質について、統計力学模型の解析に基づく基礎的な研究を展開し、細胞内液-液相分離の理論的研究を推し進めると共に、同様の視点からクロマチンポリマーのメソスケール高次構造形成機構の解明を目指す。
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坂上 貴洋 研究代表者
- 所属
- 青山学院大学理工学部
- 研究室HP
- http://www.phys.aoyama.ac.jp/~w3-sakaue/