Organization 研究組織

公募研究班（第二期）

精子形成を司る多元的クロマチン制御

哺乳類の精子形成は、自己増殖を行う精原細胞が減数分裂や形態変化を経て成熟した精子へと分化していく、複雑かつ精密に制御された発生過程である。核構造の変化は、エピジェネティックな制御や核内でのクロマチンの存在形態と密接に関連しており、遺伝情報を時空間的に適切に発現するために重要な役割を担っている。精子形成期では、ラミンの発現が分化段階特異的に制御されており、核の形態変化のみならず、核構造と結びついたゲノムの三次元空間配置やエピゲノム形成に重要な役割を果たしていると考えられているがその分子機構は不明である。本研究では、核ラミナ-クロマチン-エピゲノムの相互作用が織りなす、精子形成を司るゲノムモダリティを解明する。

　

公募研究班（第二期）へ