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ねじれを伴う高分子の運動モードを用いて、染色体形成を理解する

染色体凝縮における、クロマチンやDNAなどのねじれた高分子のループ形成のダイナミクスでは、様々な時空間スケールにおける運動が現れ、それにより、スケール毎に異なる構造が生成されうることが期待される。高分子に含まれる様々な時空間スケールでの運動は、波長の異なる運動モード (波)の重ね合わせやカップリングとして表現することができ、その振幅の緩和時間が運動の時間スケール、波長が運動の空間スケールを指定する。本研究では、力学モデルを用いて、モデル高分子の運動を各時空間スケールに分解し、どの運動モードが染色体内の各スケールにおけるループ構造形成を支配するのかを明らかにする。

  


  • 横田 宏

    横田 宏 研究代表者

    所属
    京都大学 人間・環境学研究科
公募研究班(第二期)へ